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―サラ・コナーモデル―

現代のポンプアクション散弾銃の定番といわれるようなレミントンM870のライブカート式ガスガンです。
同型の方式のものが現在も販売されていますが、これは古い物で、ホップアップは無く、現在は販売されていないフォールディングストックが付いています。私の所持品はそんなのばっかりです

いつも通り画像2枚目なので実銃の話。M870は1951年(媒体によって1950年とか60年代とも書かれてますが)に開発され現在も使用されているレミントンの代表的なポンプアクション式散弾銃です。丈夫な構造をしており、軍隊や警察、狩猟やスポーツ射撃の民間でも使われております。日本国内でも流通しています。 ヴェトナム戦争で散弾銃というとイサカM37の印象が大きいですが、このM870も投入され、ジャングルでの接近遭遇戦で使用されました。 メディア作品では映画で警察がたくさん使ってます。ヴェトナム戦争映画のプラトーンでは米兵の一人(名前忘れた)が黒ストックモデルをジャングル戦で使ってます。アニメの屍鬼では敵の誰かが金ピカのM870を持ってました。 フォールディングストックモデルはターミネーター2しか知りません・・・サラ・コナーがフォアエンドを持って上下に振って装填してましたね。

ストックを伸ばしたところ

長い

では各部の説明。バレル先端、エクステンションカスタムの延長部分が付いている。無くて構わないが、フロントサイトは無い。 弾倉チューブ先端のキャップとの間に隙間ができている、そのうちパッキンでも詰めようと思う(そして放ってる)

フォアエンド、茶色ながら木ではなくてプラスチック製。しかし不満はない

アウターバレルの刻印、上が左側で下が右側。2と3/4インチの標準的なシェルを使用する、らしい

それではレシーバー、CA870と違ってABS製。ピストルグリップはマルゼンお得意のグラスファイバー混入樹脂。 トリガーガード前側にあるのはアクションバーロックの解除レバー、トリガーの後ろにあるのはクロスボルト式のセフティ。

レシーバー左の刻印。レミントン・ウィングマスターとあるが、刻印使用の契約の有無は知らない 私の手元に来るトイガンはASGK所属メーカーのものが多いが、マルゼン製品までこうしてASGK名義でやって来る

フォールディングストックは鉄製らしい、古いもののため錆びている。 レシーバーは前後に長い印象がある、丈夫な構造だからか?

M870の特徴のひとつ、両端にアールのついた排莢口。ダストカバーは銀色、ダミーのエキストラクターが再現されている

エレベーターはメッキの銀色、この部品が次弾をチャンバーに押し上げる

フォアエンドを引くと中はこうなっている

弾が装填されたように見えるが、このガンには改造防止のためかチャンバーが無い。フォアエンドを戻してもカートリッジはダストカバーの向こうにそのまま居るが、ダストカバーが閉まるときにいかにもチャンバーに押し入れられたように見える

シェルカートリッジ、10発まで入る。改造防止のためか、実物のショットシェルカートリッジよりも1mmほど細い このカートはM870入手を受けて新たに買ったもの。旧バージョンでは赤いシェルカートリッジだった

ピストルグリップはお馴染みのグラスファイバー混入樹脂。法執行機関がどうとか書いてある。 グリップの底にはガス注入口がある

メタルストック、これは格好いい(錆びだらけながら)。ターミネーター2ではスリングベルトだけでなくこのストックにも予備弾のホルダーが付いていたような気がする

フォールディングストックの開き方

赤矢印のボタンを押してストックを回す。

固定用の穴に入ってチャキンッと音が鳴ってロックされる。気を抜いていたりよそ見をすると手を挟むのでご注意

バットプレート・・・プレートと言っていいのかどうか 本来はスプリングの力でストックに対して直角を保つようだが、スプリングが効いていないのでカタカタ鳴っている

ストックバットの裏側、正式契約してあるのか知らないがRemingtonの字。色の反転で読めるようになった
実射は、10発までBB弾を入れられますがパワーや飛距離が伸びるように撃つにはやはり1発とか少ない数が良いようです。少ない数で撃っていないためどれほどの命中精度かわかりませんが、ホップアップがないのであまり飛ばないでしょうね。
総評。大して好きな銃ではないからか、あまり気合の入ってない解説文となりました。知ってるつもりで実銃についてはあまり知らないということに気付かされました。 回転ストックが面白いです。細くてすらっとした印象のM870をゴツい印象に変えます。ボタンを押してストックを持ち上げ、後ろへ回すとチャキンと金属音が鳴って射撃体勢へ。この動作が面白いです。 あとこれライブカートでしたね。シャキシャキッとシェルを弾倉チューブに装填してフォアエンドを操作して発射し、またフォアエンドを引くとシェルカートが飛んでいきます。こういう機能はサバイバルゲームには向かないのでしょうけど、遊び撃ちにはとても面白いです。現在販売されている弾の出るトイガンのうちで、装填と排莢のアクションが楽しめるショットガンはマルゼンのM870だけですから、映画でやってるショットガンの雰囲気を味わいたくなったらこれを手にされるといいでしょう。 ※結局このシリーズは絶版となりました
■追記
マルゼン、M870 マッドドッグ?
フォアグリップ型、これも既に絶版、正式名称はわからない。G&P製CA870で同じ形のものがあるので、それに倣ってマッドドッグ?と勝手に呼ぶこととする。

ピストルグリップやベンチレイテッドリブ付のショートバレルは、同社製ガスブローバックのM1100ディフェンダーと同じ部品らしい。脱着式のガスタンクも同じ。 1100ディフェンダーと同じなのでアウターバレルの刻印は「Remingto」になっている。レシーバー左側の刻印はどうかと言うと、回転ストック型で書かれていた「◎Wing Master」の字はあるが、その左にあった「Remington」は丸ごと無くなっている。

このモデルの特徴のフォアエンド。下に出っ張るので携帯性は多少劣るだろうが、円筒形のフォアエンドと違って手をかけてしっかり掴める形をしているので、他のモデルよりもこのマッドドッグ?のほうが遥かにコッキングしやすいだろう。
どうせ他と一緒でしょうから実射は無し、では総評です。せっかくコッキングしやすいのですから、このフォアエンドはもっと普及してもよさそうですね。レイルにバーティカルグリップを付けるよりもシンプルで軽いでしょう。特に力の要るエアコキのC870にはうってつけでしょうね。 と言いつつ…実用性では圧倒的に高いでしょうけど、私はやっぱりフォアエンドは円筒形が好きですね。んなこと言ったら今まで書いたことが台無しか?^^;
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