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S&W M645  MGC






 スミス&ウェッソンM645、MGCの固定スライドガスガンです。スライドは動きません。
 MGCです、絶版です、古いです。ですがこれはなかなか素晴らしい出来ですね、古くからこんなものがあったとはびっくりです。
 トイガンで製品化されることが少ないS&Wオートですが、過去にこんなものがあったとはうれしいですね。




 実銃の話、何も知らないので調べてみました、Wikipediaを読んでみましたが、特別なことは書かれていませんでした。マルイのカタログのエアコキの説明文のように「S&Wが初めて製作した.45口径」で、普通のダブルアクション(S&Wが言うところの伝統的なダブルアクション)、アンビのセフティ・デコッキングレバーが付いており、ステンレス製、製造期間は1985年〜88年まで、…という具合です、制作の契機とか発売後のエピソードなどはわかりませんでした。・・・もうちょい調べようかとも思いましたが、書くのが遅れるのでやめます。

 映画で出たのは、…知りません。海外ドラマでは「マイアミバイス」で主人公の一人の銃として登場しました。…私は一回しか見ていませんが(潜入先の組織のボスに「誰それから売り上げの8000ドルはもう受け取ったか?」などとわざと多い金額を言って、横領されていると疑惑を持たせて内紛を起こさせる?という話でした)。
 アニメでは、Angel Beats!の主人公の友達の日向が使用。
 うーん、あんまり映画等には出てないみたいですね。



 それでは各部を見ます。
 マズルのギリギリまでインナーバレルがある。

 



 フロントサイトの目印のレッドランプ、M29等でも同じような形をしている?
 交換用にイエローランプが付属。…紛失が恐いので替えていない。



 きれいな表面仕上げ。S&Wオートは、マルイのクロームステンレスのような銀ピカではなく、このような落ち着いた銀色が似合う、と思う



 暗くてわかりにくくてごめんなさい・・・フレームのトリガーガードより前は梨地になっている。



 S&Wオートは丸型のハンマーが多い?スライドのセフティレバーは動くものの、デコッキングはできない。デコッキングとコック&ロックと、どちらが良いかはそれぞれ好みの分かれるところ。
 ピントの合っている範囲から外れているが、弾倉キャッチはS&Wの伝統的な形。



 純正のプラグリップ、S&Wのロゴはない。S&Wオートのグリップといえば左右と後ろを包み込む一体型のグリップを想起するが、それより前のものらしい



 リアサイトには凹型に白線が引いてある。
 チャンバーには.45 AUTOの刻印がある



 弾倉には残弾確認の穴が再現されている。左は大きさ比較用、マルイエアコキガバメントのもの



弾倉の底板にもわざわざ45 AUTO S&Wの刻印がある



この底板を交換することで、マガジンバンパーを付けられる。



 説明書、マイアミバイスのネタか?
 イラストの下には、
クロケット、なぜわざわざ10mmじゃなくて.45口径を使う?
10mmもいいが、.45口径は全てのシューターのふるさとのようなものだ、あんたもどうだ?

のような内容の英文が書かれている。
 この説明書にはオプションとしてフルチェッカーの木製グリップが載っているが、この個体に付いているグリップは載っていない。…一体どこ製のグリップなんだか。



 実射について。古い物なのでホップアップはありませんが、よく当たります。古いですし、外見がきれいなので実射能力を犠牲にしたものかと思っていたのでびっくりしました。また固定ガスガンなので燃費も良いですね。発射音もバシュッと迫力があります。MGCはすごいですねぇ。


 総評。古い製品なのに実射性能も外見も素晴らしい出来ですね。前述のように、トイガンでは最近あまり多くないS&Wオートでこんなガンがあったとはうれしく思います。
 S&Wオートはあまりトイガンでは製品化されていませんが、実銃について調べてみて、どうしてS&Wオートのトイガンが少ないのかわかったような気がします…制式採用例があまり無く、生産期間も短い、また映画等の主役級での登場も多くはないみたいですね。これではメーカーにとっては製品化しても売れるように思えないのかもしれません。格好いいのに残念ですね。
 惜しいところが、古いものなのでノンホップであり、飛距離が短いです。近距離での命中精度や外装の仕上げが良いので、尚更そのことが残念に思われます。まぁ古いので仕方のないことですが、それでも、最近の製品と同じ土俵で比べたくなるような出来のガンです。


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