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備忘録っぽい資料室


 銃の種類・派生種について説明でも書こうかと思います。説明というより、自分が憶えておくためと、うろ憶えになってる点を確認してみるためのものなので、正確さに信憑性はありません。また、人に知ってもらうことを目的としません。
 また、管理人の趣向の銃しか取り上げません。


ではひとつ目
■FALバリエーション

・名前
・採用国
・メーカー、調達形態
・備考・説明
 で書いて行きます。外見を知りたい方は画像検索してください。 

FAL(Fusil Automatique Leger)
・採用国 ベルギー、その他西側各国たくさん
・メーカー FN
 本家。突撃銃黎明期の.30口径突撃銃の傑作。削り出し加工で丈夫、高い命中精度を誇り、西側諸国を代表する小銃となった。内部機構はティルティングボルトと短ガスピストン方式。ハンドガードには片面あたり横長の放熱孔が3つ。

L1A1 SLR(Self Loading Rifle)
・採用国 グレートブリテン
・メーカー BSAによるライセンス生産
 英国仕様のFAL。高威力の7.62mmNATO弾は、フルオート射撃の反動の制御が難しいため、フルオート機能を廃してセミオートのみとされた。媒体によっては「多くの国でFALがセミオート機能のみになっている」と書いてあるところもあり、「セミオートのみは英国仕様だけ」としているところもある(確認していないが私は後者が正しいと思う)。
 インチからヤード・ポンド法で再設計されているため、純正のFALと部品の互換性はない。ハンドガードの放熱孔が片面あたり2つになっている。
 英連邦国のオーストラリア仕様の木製ストックバージョンはハンドガードの放熱孔が横長から丸型になっている。

C1
・採用国 カナダ
・メーカー Canadian Arsenals limited company、ライセンス生産
 カナダ仕様のFAL、カナダは世界で最初にFALの採用を決めた。

G1
・採用国 西ドイツ
・メーカー FN、輸入
 西ドイツ仕様、薄い金属製ハンドガードが特徴的。西ドイツは敵国である社会主義陣営の東ドイツと国境を接するため、配備を進めるためにG1ライフルのライセンス生産の許可をFNに求めるが、再度のドイツからの侵攻をおそれたFNに断られる。
 西ドイツの正式小銃はG2(シグのSG5xxの何か)となり、その後、FALのライバルのG3となる。

Stg58
・採用国 オーストリア
・メーカー ステアー・ダイムラー・プフ、ライセンス生産
 西ドイツのG1にバイポッドを付けたようなモデル。あとフラッシュハイダーも違ったような気がする

1A
・採用国 インド
・メーカー Ordnance Factory Tiruchirappalli、違法コピー生産
 英連邦国のインドは英国からL1A1が供与されていた。そのL1小銃の製造許可を英国に求めるが、拒否される。そこでインドは、勝手に作った。

M964
・採用国 ブラジル
・メーカー インベル、ライセンス生産
 ウルグアイに輸出されている。
 名前が判明しており、メーカーが比較的有名なインベル製なので載せたいと思ったが、さして逸話は知らない

R1
・採用国 南アフリカ
・メーカー ヴェクター(Vektor)、ライセンス生産
 南アフリカではなくてローデシア内戦について。
 英領からの独立を一方的に宣言したローデシアは、英国からのL1小銃の供給を受けられなくなった。そのため、内戦を戦うための武器として、隣国の南アフリカからR1を輸入し使用した。

T48
・採用国 なし
・メーカー ハーリントン&リチャードソン、ハイスタンダード
 M1ガーランドに代わる米軍の正式小銃の試験用としてアメリカにて少数生産された。おそらくFNの認可はあったと思われる。しかしM14が選ばれ、制式採用はされなかった。
 これの無刻印モデルがCIAにより、反革命作戦を行った亡命キューバ人部隊に供与された、という噂があり、CIA-FALと言われる、らしい。わざわざ自国生産したのもトライアルのためではなく、横流し用の無刻印の銃を調達するという意図があったからかも?とも噂されるらしい

FAL(Fusil Automatico Liviano)
・採用国 アルゼンチン
・メーカー FM(Fabrica Militar de Armas Portatiles)、ライセンス生産
 アルゼンチン仕様、国営のFM製。「FM M5」という名前があったものの、銃そのものではなく調達プロジェクトを指すのかもしれないので名前を「FAL」としておく。
 CIAは数千挺の本銃を購入しニカラグアのコントラに供与したらしい。

イスラエル仕様
・採用国 イスラエル
・メーカー おそらくFN、輸入
 名前がわからない。調達方法もはっきりしない。…あまり調べてない
 ハンドガードが特徴的。砂漠でのバレルの放熱のために、放熱孔の開いた鉄板と木製のグリップを合わせてある。このハンドガードはFNCに引き継がれた。

ベネズエラ仕様
・採用国 ベネズエラ
・メーカー CAVIM、ライセンス生産
 よく知らないがメーカー名がわかったので載せておく


 いろんなアルファベットがついてる割に、軍用銃で定番の「M」はありませんね


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