Sundy=Star

M E N U
HOME

お問い合わせ
Yahoo!ジオシティーズ

グロック17  KSC





 KSC製ガスブローバック、グロック17です。まさかうちでこんなのを取り上げることになるとは。管理人初のグロックです。初のグロックがマルイのエアコキではなくてKSC製のガスガンになるとはビックリ。
 別にどうと思っていない銃でしたが、触ってみるとなかなか面白いです。

 撮影のタイミングのせいでフラッシュを焚いてあったり暗かったりと見にくい画像になっております



 では実銃の話・・・1980年代に開発された、ポリマーフレームオートを流行らせた火付け役です。オーストリア製、フレームが樹脂でできています。最初はおもちゃのようだとか言われたようですが、正規軍や警察機関などで多く使用されるようになりました。近年作られた自動拳銃はグロックの影響を受けたものが多いですね。
 「火付け役」と書きましたが、グロックがポリマーフレームオートを普及させはしましたが、初のポリマーフレームを使用した銃ではありません。最初のはH&KのVP70です。こちらは全然売れなかったようです。
 ・・・グロックについては全然知らないのでこの辺で終わります。…グロックよりVP70のほうが知っている気がする

 登場する映画は、多すぎますね。いろんな人が使ってます。特に印象的なのはブルース・ウィリス主演の「16ブロック」と、「マインドハンター」ですね。「16ブロック」では主人公を含め刑事は皆グロック17を使っていました、主人公の最初の発砲シーンが格好良かったですね(薬莢詰まってましたが)。「マインドハンター」では銃に頼り切った人が持ってました、そして破損してました。…ひどい例を挙げてますが、「その他大勢」ではない登場だったからで、作動不良とかの印象はないですよ^^;



 まとまった顔とでも言えようか、マズルフェイス



 第三世代のフレームなので、フレームにはアンダーレイルが再現されている。



 アンダーレイルの下にあるプレートと排莢口にはシリアルナンバーの刻印がある。「CSK」とあるが、KSC製を示す(というか暗示する)字はこれだけしか見当たらない。



 トリガー周り。スライドストップはおそらくプレス加工の金属製。弾倉キャッチは実銃と同じらしくプラスチック製。
 トリガーにはトリガーセフティが付いている。トリガーと一緒にトリガーセフティを引かないとトリガーセフティの上端がフレームに当たってトリガーを引けなくなる、という仕組み。こんなところにセフティなどどういう構造をしているのか、と思っていたが、案外簡単なものだった。私の場合は指が斜めにかかってトリガーだけに力がかかりやすいので、トリガーセフティがフレームを擦る感触がある。そのためあまり気に入らない。
 実銃ではトリガープルの軽いダブルアクションのようだが、このガスガンはシングルアクションとなっている。マニュアルセフティもなく、ハンマーを指で押さえてハーフコックにすることもできないので、トリガーセフティはあれどコッキング後の扱いが少し恐いように感じる。
 画像のトリガーの左上にあるのは分解用のノブ。



 横幅の薄いグリップ。第三世代のフレームなのでグリップ前側にはフィンガーチャンネル、後ろ側にはチェッカリングがある。また親指が当たる部位は窪みになっている。
 弾倉を装填するときの、弾倉キャッチが弾倉を掴む感触が心地よい。またグリップ右側の弾倉キャッチとのタイトなクリアランスが良い



 リアサイトだけでなく、びっくりしたことにフロントサイトもスライドとは別部品になっている。



 ホールドオープン。スライドを動かすとシャキンッと軽い金属音が鳴って本物っぽさを味わえる。スライドは素早く戻って頼もしい



 簡易分解、コッキングしてからトリガーの前にあるノブを下げるとスライドを外せる。



 内部。赤矢印の個所、トリガーを前に戻すトリガースプリングはだいたいはキックバネだと思うが、これは引きバネが使われている。



 実銃のグロックの撃発はストライカー式だが、このガスガンは内蔵のハンマー式になっている(画像はコッキングしたところ)。



 マガジン、緑矢印の位置でフォロアーを固定してBB弾を流し込めるようになっている。奥に押すとロックが解除される。
 青矢印のストッパーを上げて底板を前にずらすと画像左上のようにガス注入バルブが現れる。注入バルブが隠れて外見がリアルになると解釈するか、それともガスを入れるたびに手間がかかると捉えるか?
 裏側には残弾確認の穴のモールドがある。
 実銃ではマガジンはプラスチック製だが、これは冷え対策のためか金属製。


 実射の話。鬼ホップです、すごく浮き上がります。ホップアップと使用弾が合ってないのかもしれませんが。
 反動はあまり感じませんがブローバックは速いです。これが世間一般で言われるようなKSCのブローバックでしょうか。あまり撃っていないので実射については終わり。

 総評。面白いガンですね。実銃は登場当初は「おもちゃっぽい」などと言われましたが、重さもあってシャキッとした動きのおかげで本物っぽさを感じられます。
 グロック拳銃は初めてでしたが、なかなか良いです。カッチリしていて正しく作動しそうな頼もしさを感じますね。これはハマる人がいらっしゃるのも納得です。
 しかし、何だか決まりきった無機的な印象があります。他人に規則で決められて所属団体の活動内でのみ使う「制式採用銃」であって、任務が終わればガンロッカーに仕舞われてしまう備品のように見えます。個人の相棒という銃ではなさそうだと思いますね、そのため私の好みではありません。「木と鉄」ではなくてポリマーフレームですから、最初からわかりきっていたことですが…^^;
 しかし実際触ってみて良いところを知ることができました。これからはもう冒頭で書いたような「どうとも思ってない」とは言ってられませんね^^


戻る TOPへ