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 東京マルイのガスブローバック、ガバメントMk.IVシリーズ70です。近代化されたガバですね。2006年にマルイから軍用のガバメントが製品化されてから、これを待ち望んだ人も多かったのでしょう。…おそらく。
ガバメントはThe自動拳銃と言ったところでしょうか、映画でも多くの主人公に使用されており、とても強そうな印象がありますね。見た目も格好いいですし、.45口径なので実際に高威力なのでしょう。 腹の立つことにガバ一挺でどんな敵も倒せそうな、どんな窮地も脱せそうな印象があります。自動拳銃で一番人気の銃でしょうから、そう感じる人は多いのではないでしょうか。…シングルカラム弾倉で7発しか入らないクセに。格好いいというのは賛同しますが、大して好きではないのでくやしい…
 実銃について・・・近代化された民間用モデルのガバメントのようです。リアサイトが大型化されたり、ランヤードリングが無くなったり、あとハンマースプリングハウジングの滑り止め加工がチェッカリングからセレーションに変わったりとかしているみたいですね。 後のシリーズ80のガバメントはAFPBが追加されたせいでトリガーフィーリングが悪く不評となり、シリーズ70の人気が余計に上がったそうです。 …ボロが出る前に、この辺で終わり。
登場作品は、映画「誘拐犯」で主人公二人が使用していました(私はラストの撃ち合いしか見ていませんが)。主人公の片方が、シリーズ70のガバ一挺でドカドカと、多数のマフィア構成員を相手にしてました。さすが.45口径のガバは迫力がすごいな…と思っていたら、この映画の主人公二人が使っているガバは9mmモデルだったようです^^; この映画、邦題は「誘拐犯」ですが、原題は「Way of the Gun」です。…銃の道って、そのものズバリですね。
アニメではステラC3部で陸奥ほのかが使っていました。このキャラはG36Kばかり目を引いていたでしょうね。放送前は注目されていたのにこの作品がうまくいかなかったのは、せっかく主人公役で牧野由衣さんがいたのに主題歌をやっていなかったからだと思いたい… 他の作品での登場は…知りません。映画に出てくるガバメントはガバだとはわかりやすくても、どこ製のどのモデルかはわかりにくいですよね。
 では前から。少し奥まったところにインナーバレル。 スライドにはシリーズ70の刻印
 表面にはヘアライン・切削加工痕が再現されている。 グリップは木目調のプラスチック製、メダリオンが付いている。グリップの内側には金属製の錘が入っている、そのためずっしりと重い。…木製グリップと交換するとその分重さが減ることになるのでご注意。
 ハンマーの側面は研磨されている。 軍用モデルが出たときにはファイアリングピンの再現がダメだと言われていたような、そのための対策の部品があったような…気がする。
 サイトはミリタリーモデルと比べて、派手な変化は無いが見やすくなっている。
 バレルの根元は銀色、シリーズ70の刻印がある。
 弾倉、他のモデルと共用だからか、これだけはとても軍用らしさを感じる
 スライドストップを外して分解
 青みがかった表面仕上げが特徴のひとつ。…「ひとつ」ではなくて、大きな特徴と言うべきか。
実射について。あまり撃ってませんが、しっかり飛びます。サイトは白点が塗られたりはしていないながら、ミリタリーモデルよりも大きくなっているので狙い易いですね。重さもあって銃を持っているという感じがして、その重さを揺るがす反動があります。
それでは総評、マルイ製品といえば外見は二の次の実用最優先の道具ですが、これは違うようですね。・・・道具を土偶と打ち間違いました 作動はしっかりしていて、さらに見た目の仕上げにもこだわっています。ただ「動けばいい」では済まない、マルイらしからぬガンだと言えましょうか。なんて言うと失礼ですねぇ^^;本体の重さも、スライドを引くときのスプリングの感触も、撃ったときの反動も、しっかりしていて頼もしいですね。 撃つにも見るにも、自動拳銃はこれひとつ持っていれば大丈夫、と思えるガバでしょう。…そう、腹の立つことに。
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