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ベレッタM92FS   ウエスタンアームズ



 ウエスタンアームズのブローバックガスガンというと、M92Fとガバメントが多いですね。そしてそれらに積まれたマグナブローバックエンジンが有名です。このM92FSは古いもので、そのマグナブローバックが搭載された最初期のもののようです。「マグナ」という表記はどこにもなく、スーパーブローバックと書かれています。
 管理人初のWA製品。今まで触れたM92Fと違うところが随所にあります。中古で手に入れましたが、きれいです。しかしマグナブローバックはガス漏れで悪名高いようで、マガジンはガス漏れします。

 マグナブローバックとは、ウエスタンアームズが特許を持つ、強力な反動を売りとするブローバックシステムです。冷えに強いという長所もあります、マルイのM92Fミリタリーモデルが生ガスを噴くようなときでもマグナのタナカハイパワーは作動しました。
 ウエスタンアームズはこのマグナブローバックやベレッタのロゴについて、他のトイガンメーカーに訴訟を吹っかけていました。しかしベレッタについては負けが多いようです。マルゼンには勝ちましたが、報復とばかりにワルサーのロゴの独占契約をされてしまい、WAが製品化しようとしていたP38がお蔵入りになったそうです。その訴訟のためにWAが好きではないという人もいらっしゃるようですね。
 パクってなんぼの海外メーカーも、WAが訴訟好きと知ってかマグナブローバックはコピーしないようです



 いつも画像2枚目の後には実銃について書いているので、書いておきます。M92FSは、イタリアのベレッタ社が作った、露出したバレルが特徴的な傑作自動拳銃です。・・・M92はレビューが3つ目ですから実銃の話はもういいですよね?
 WAのM92のフレーム右側の先端はベレッタ社と正式契約云々って刻印がごちゃごちゃしているようですが、これはそうなる前の製品のようで、刻印はすっきりしてます。



 スライド左側。マルイやKSC製と違って、ベレッタの文字がある。イタリア製とか、PBのロゴとか、うれしいですねぇ。



 スライド右側。こちらもベレッタの字。



 アウターバレルは鉄製。中古品なので、本当に純正部品かどうかは知らない。



 パーティングラインがしっかりと残っている。



 マルイ製(ミリタリーモデル)ではトリガーのピンとスプリングはモールドだったが、こちらは本物のピンとスプリングが付いている。



 グリップ、純正状態でピエトロベレッタのロゴが描かれている。



 実銃の作動と比べてどうなのか知らないが、ハンマーとスライド後端は常に隙間が空いている。フロント・リアサイトには白点が塗られている
 セフティレバーはデコッキング機能が再現されている。しかしKSC製inoxで体験済みなので、あまりびっくりしない



 名前も役割も知らないながら、赤矢印の部品がb金属製の別部品になっている。映画「リーサルウェポン」ではこの部品がトリガー動作に合わせてせり上がるのが映るシーンがあるらしい。



 ホールドオープン。マルイ製よりもスライドの後退量が長い



 簡易分解。金属部品が詰まっているからか、重い。



 左がマルイ製マガジン、右がWA製マガジン。同じような形ながら、曲線の境目の差異からか、違って見える?
 左利きの射手のための弾倉キャッチの左右反転に対応しているのか、溝が左側にもある(反転させられるか知らないし試してもいないが)。



 この製品では「スーパーブローバック」という名前になっていますが、この見た目はマグナブローバックですね



 パッチと一緒に。



 ガス漏れのためあまり撃っていませんが、実射について。あまり飛びません。古いのでホップアップは付いていないようです。
 しかしこれはマグナブローバックです、腕を震わす反動があります。また、ハンマーが動くたびに金属の音が鳴ります。
 重さやスライドを引く感触、撃ったときの反動など、なかなか良いのですが、ガス漏れすることが残念です。


 では総評。正式なベレッタ刻印、後のバージョンよりもライセンスについての主張がうるさくない刻印、金属部品による重さなど、持つだけでも優れた点があり、またマグナブローバックの反動は良い撃ち味となるでしょう。
 しかし欠点はマガジンのガス漏れ、それさえなければ良かったのに、と思います。まぁガス漏れで悪名高い古いマグナブローバックですから仕方ないことでしょう、それも「マグナ」の名が冠される前ですから尚更ですね。
 あまり撃たずに構えたりしてみるだけだったせいで、反動よりもずっしりした重さのあるガンという印象です。ガス漏れはともかく良いガンです。正統な“ベレッタ”M92FSとして、持つ喜びは大きいでしょう。

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