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M92SB-M92Fカスタム   東京マルイ



 東京マルイのガスブローバックM92FミリタリーモデルをM92SBにカスタムしました。工程が丁寧でない箇所があり、またカスタムしたのは数年前なので、傷が多くて汚いです、そのつもりでご覧ください。
 今回から、白ではない布を背景にしてみました。


 カスタムベースは東京マルイのM92F、作動の確実性や実射の命中精度で絶大な信頼を得ていたモデルです。内部機構は実銃と全く違いますが、サバイバルゲームをやる人にとってM92Fはこのマルイ製が一番良かったでしょう。
 では実銃の話(わざわざ書かなくても誰でも知ってそうなことですが)。M92Fはイタリアのピエトロベレッタ社の傑作拳銃で、米軍をはじめいろいろな軍隊で制式採用されています(という割に採用国はフランス軍くらいしか知りませんが)。使用弾は9mm×19、9mmパラべラム弾、誰が撃っても撃ちやすく当たりやすいんだとか。常識みたいなことなのであんまり書きすぎてボロが出てはいけないのでこの辺にしときます。



 ではM92SBについて。ベレッタM92はベレッタM1951を基とし、M92からM92Sになり、M92SBになりました。M92SBは米空軍トライアルで採用されます。映画「エネミーライン」で主人公のクリス・バーネットが使用しているのがそれです。M92SBは改良されてM92SB-F、略称M92Fとなり、米軍正式採用となりました(その後スライド破断事故を経てM92FSになる)。
 M92SBがM92Fと違う点は、丸型トリガーガードとストレートなグリップ、縦向きのランヤードリングです。これらの変更はアメリカからの要請を受けて行われたようです。トリガーガードはM92Fで角型になりましたが、M9A1ではさらに顕著になってますね。



 M92SBのマガジンベースは92Fのような分厚いものではない、マガジンハウジングからはみ出たりしない。そのためマガジンがないほうが実銃をイメージしやすいか?とも思います。
 アメリカからの要請が混ざっていない、これこそピエトロベレッタのデザインでしょう



 スライド左側の刻印。
 マルイから新製品のM9A1が出たところなので、一応比較用の飼料じゃなくて資料となるように、違いがありそうなところを載せておきます



 スライド右側。赤矢印の部分、ASGKの字を削って消してあります。どうせならもっときれいにしておくべきだったか



 スライドの内部。マルイM9A1とはおそらくいろいろ違うのでしょう。  



フレーム内部、といってもレールしか見えませんね。ここはM9A1とは大違いです。 



 ではカスタム箇所を。トリガーガード、削って丸くしただけです。



 グリップ前面、マルイエアコキのM92Fのグリップを切って貼ってあります。そのため強度が低いので、ぶつけたりしたら壊れるでしょうね
 真っ直ぐではありません、段差ができています



 マガジンハウジング、弾倉を挿したら見えなくなりますが段差ができています。ランヤードリングは92Fと違って縦向き。ランヤードリングはプラスチック製です



 “ベレッタ”92SB、という冠詞が欲しかったので、グリップはピエトロベレッタのロゴのノーブランドの物に替えてあります。マルイ92F対応と書いてありましたが少し削らないと付きませんでした



 リアサイトは、真ん中を白く塗るだけでは狙いにくかったので、左右にくぼみを掘って白点を塗りました。
 セフティ右側レバーのイモネジはしばしば締め直しが必要。



 マルイM9A1ではデコッキング機能が再現されましたが、マルイM92Fではデコッキング機能が無いためコック&ロックができます。ロックを解除してシングルアクションで撃つか、ダブルアクションのストロークを引いて撃つか、どっちがいいかは人によって違うでしょうね。



 M92Fはホールドオープンが様になると言われますが、このM92SBはどうでしょう



 M92はこの角度でも美しい


 では総評、しっかり作動して当たりやすいとても良いガンです。実銃の再現度という点ではリアルではありませんが、ブローバックガスガンなのでフィールドストリップはできるので、固定スライドガスガンやエアコッキングガンよりははるかに鉄砲らしいでしょう。実銃らしさを求めてはいけませんが発射するにはとても良いです。…自分で書いていながら、管理人の趣向には合わないガンということになってますね

 M92Fは好きですがメジャーすぎます、管理人は人と同じものは嫌なのでM92でありながらメジャーでないものが欲しい、と思ってM92FをM92SBにしました。別に92Fの角型トリガーガードが嫌だったのではないですが、慣れたからか丸型のほうがいいなと思ってます。
 M92の新型のベレッタ90-Twoのトリガーガードが92Fの角型から丸型に変更された(90-Twoの新型の92A1も丸型トリガーガード)と知ったときには違和感がありましたが、変更されたのではなくて元に戻ったと言えるでしょう。

 そういえばこれが管理人の最初のガスガンでした。もっとも、ガスブローバックはこれ以外にもう一種しか持っていませんが。最初に撃ったときはすごい衝撃でしたね、スプリングの圧縮のためではなく初弾の装填のためにスライドを引く感触と、ガスの力で反動を起こしながら自動装填するスライド。リアルさではイマイチなところがありますが、それでも面白いガンでした。
 東京マルイからは新作のM9A1が発売されましたが、これからM9A1が主流になっていくのでしょうか。それとも“サバイバルゲームの道具”と割り切られてでもM92Fが生き残っていくのか、はたまたM9A1のようにデコッキング機能などを持たせられたリニューアルM92Fができてコイツは消えてしまうのか、さぁどうなるでしょうね。



■追記

マルイ M92Fミリタリーモデル クロームステンレス



 92Fの銀色モデル、クロームステンレス。
 銃器メーカーはそれぞれステンレスシルバーのモデルナンバーには決まった記号を付けるが、ピエトロベレッタは「inox」と後に続くので、この銃のモデルナンバーは「ベレッタ92F inox」ということになる。…まぁこのガスガンにはやはり「ベレッタ」の名は冠されていないが。

 きれいな銀色だが、ただきれいなだけではなく、マルイらしく実用性を考えて強度のあるメッキを施されている。…らしい。
 ホルスターの出し入れ動作による摩擦に強いということになっているようだが、錆びには注意されたし。素手で触ってそのままにすると掲載画像の個体のように錆びが発生する。なお、この個体は入手時から錆びていた中古品なので、私が下手に触って錆びさせたのではない。
 あとどれくらいホルスターの出し入れの擦過に耐えられるのかも、試していないので知らない。





 銀色になっただけではなく、フィンガーチャンネルのついたホーグ風のグリップが付属する。ラバーコーティングされていて握りやすいが、元々太いグリップが更に太くなるので人によっては持ちにくいかもしれない。
 それと、経年劣化でラバーコーティングがべたついてくるのが大きな問題である。ベタベタしてきたらIPAに漬ければ除去できるが、そもそもベタつきを起こさないためにどうすればよいのかは、…知らない。





 KSC製のページでも記述したが、実銃の92のステンレスモデルは銃身の上とスライドの前面に「STAINLESS」の刻印が彫られている。銃身には刻印が再現されているが、残念ながらスライドには無い。
 視認性を高めるためフロントサイトの点は赤色になっている。





 ホーグ風ラバーグリップ、刻印はマルイオリジナルの剣三本となっている。

 シルバーモデルなので銀色という大きな特徴が元々あるのだから、わざわざこんなグリップを追加しなくてもよかったのでは?という気がする。
 が、もしかすると「フレームのグリップ部の前側のメッキを素手で触らないように」という配慮なのかもしれない。
 …まぁ、私には気に入らない形のグリップだが(笑)



 少しだけ総評。ベレッタ92は曲線と直線の組み合わせが美しい銃です、それが輝く銀色になったのですから尚更美しいですね。
 サバイルゲームで使うのだとしても、ただの道具ではなく見た目に拘りたいという人には良いガンでしょう。観賞にも実用にも良い92Fです、いざというときの相棒として愛着も涌くのでしょう。…光るせいで居場所がバレても知りませんが(笑)
 


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