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クラフトアップルワークスのエアーコッキングガン、ベネリM4ハンター。 ベネリM4は「M1014」としてアメリカ海兵隊に採用された自動散弾銃。このトイガンはその猟銃型。 一般にはベネリM4はミディアムバレルと長い弾倉チューブ、スライドストックが付いたミリタリーモデルのM1014のほうが人気があるでしょうね。しかし私はこういう長くて木製ストックが付いたのが好きです

さすがハンターモデル、長い。M1014が取り回しやすさを考えて作ってあるとすれば、ハンターは取り回しにくさを考えたようだ(笑) しかしこういう猟銃のようなスタイルのトイガンは他に全然ないので、うれしいモデルアップです。 定価では4万円近いですが中古で買えました。予定外の買い物だったので後々財布が大変でした

見た目は自動銃ですが、エアコッキングガンなのでマニュアルコッキングです。本来なら動かないはずの先台(フォアエンド)をポンプアクションのように前後させてコッキングする。画像は先台を引き切ったところ

アルミ製の長いアウターバレル。これほど長いのはなかなか無いですね
 マズル、上にはビーズサイト。インナーバレルは銃口近くまである

木製の先台。元の持ち主が木部にオイル仕上げをしたらしいので純正の色ではない。でもこういうきれいな木製部品が付いてると、ただのおもちゃではない気がして所有欲を満たしてくれます
 レシーバーの上にホップ調整の穴があります。六角レンチで調整できるようです

レシーバー右側。コッキングレバーとダストカバーはダミーで動きません。 コッキングレバーはネジで外せるようになってます。付けたまま右側を下にして置くと根元から折れそうなので、普段は外してます

マルイのM3と同じで、赤矢印のところ、トリガーガードの前側の根本にある三角のレバーを引くとふたが開いて弾倉が取り出せます。 マガジンは29発入る。3発同時発射のマルイM3と違って装弾数の1/3回の発射ということはありませんが、4発くらいは発射されずに本体に居残りします。 トリガーの根本にある丸いものはセフティです

刻印はプリントのようです。「BENELLI」じゃなくて「BENERI」になってますね。USA CORPとあるのでアメリカではBENERIなのか?と思いましたがそうでもないようです。版権のいざこざを避けるためでしょうかね。メイドインイタリーの字がうれしい

見えにくいですが、ASGK CAW MADE IN JAPANの文字。うまいところに隠したものですね。…レビュー用の写真を撮るまで気づきませんでした
 木製の銃床、ストック。この形で木製の銃床はやっぱり良いですねぇ。

ラバーのストックバットパッド
 オートローダーショットガンのレシーバー後部の上の線が好き。まぁ銃によって違うでしょうけど、曲線ではなくて直線で角度のついたこの形は好きです。ショットガンはなんだかこの辺り(だけではないですが)に美しさを感じます

マルイのベネリM3との比較。M4ハンターのほうが長い。実銃は同じメーカー製ですが、ハンターモデルだからかあんまり似てるところがないですね インナーバレルが長いのはM4ですが、撃って面白いのは3発同時発射のM3です。コッキングしやすいのはM4。
 ここトリガー周辺だけはよく似てる。さすが同じメーカーの兄弟銃
 せっかく出してきたのでM3のレシーバー後端も載せます。M3も、レシーバーからストック根元にかけての曲線がなんかきれいで良いんですよね

XM177とGIコルトと大きさ比較。やっぱり長い。
 ハンターモデル、使うべきは山の中?
では総評、数少ない猟銃型、自動散弾銃、長いバレル、木製ストックと、なかなかうれしいガンです。 実射能力はホップを正しく合わせていないため浮き気味で飛ぶので当てにくいですが、ホップアップを調整すればだいたい狙ったところに当てられそうです。しかし実射性能を求めてこのガンを買う人はいないでしょうね。 これだけバレルが長いならマルイの3発同時発射で撃ちたかったですね、見た目と着弾の効果が相まってすごい迫力になったでしょう。 マガジンが難点です。マルイのようなショットシェル型のマガジンならすんなり受け入れられますが、黒い箱です。そして弾があまり入れやすくない。マルイのショットシェルマガジンは使えません。マガジンだけは残念ですね。 しかし、このガンは実射より外見重視のはずですが、「予備を携帯できて交換できる弾倉」でちゃんと撃てるようにされているガン、と考えるとこの弾倉もメリットかもしれませんね。
せっかくオートローダーの見た目をしてるのだから、いつかショップカスタムとかでガスブローバックの半自動連射で撃てるようにできないものか?とか思ってりしてますが、どうなりますやら。出費が嫌なのでどうせやらないでしょう
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