1.キノの旅 -The Beautiful World- 電撃文庫 |
現在1〜11巻まで出ていますがここではまとめて書きます。いずれそれぞれ巻別に紹介をするかもしれま・・・せん。
|
「キノの旅」は4年くらい前にケーブルテレビで放送されていたアニメを見て知りました。2、3話しか見なかったせいかどんな物語なのかわからなかったので「主人公のキノはただ旅をしているだけで何もしない。なぜだ」と不思議に思いました(だいたいの物語の主人公というのは困っている人を助けたり悪者を倒したりしますがキノはしませんからね…) OPで主人公の横に銃が。腰から抜いて笑うシーンもあったと思う。え、何?と思っていたら発砲シーンまでありました。本編中では入国審査のときに審査官に銃を見せる
シーンがありましたが発砲シーンは見ていなかったのでまったく謎でした。それからそのチャンネルでの放送は終わってしまい、「あれは何?」という程度の疑問として残るだけになりました。しかし小説1巻を読んでいろいろわかりました。 キノは旅人です。もう、完全にただの旅人です。国を訪れては去っていきます。野盗や賊にあえば殺します。訪れた国の安ホテルに泊まって、どんな国か見て、3日で去っていく。その国の内情に関わろうとしません。間違っていると思うようなことにも手を出さずに完全に第三者であることを保ちます。「私を助けてください」という人の頼みを断ったり(≒見捨てる?)、でも旅に必要なものが報酬ならば殺人の依頼を受けたりします。自分第一の殺し屋か何かみたいですね(…旅人じゃない?)。でも旅人です。そして、客観的な立場をもって世界を巡ります。 主人公キノの使用銃(この作品中では銃はパースエイダーと呼称されます)は44口径、液体火薬使用のパーカッション式リボルバーのカノン、22口径オートマチックの森の人、折り畳み可能の自動ライフルのフルート。名前は全部キノ命名(モデルの実銃はコルトM1851アーミー、コルトウッズマン、フルートは2式テラ銃のはず)。射撃の腕(と戦闘の技術)は一級品。たまにカノンを片手撃ちするみたいです、44口径を片手で撃つとはすごいですね。M1851がガスガンになれば嬉しいですが今はクラフトアップルワークスがモデルガンを出してるのみですね、残念…。
|
戻る |